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観賞用品種

1)尾長鶏(おながどり)

 世界的に有名な日本鶏の品種である。

高知県原産の鶏で尾羽が換羽しないで伸び続けるので長い尾羽を持った極めて特異な形態をしている。

尾羽の長さは天保時代(1830〜1843年)には2m、明治時代(1868〜1912年)には3〜4mであった。

大正時代に止め箱という背の高い箱に飼育するなど飼育方法が工夫されたため、昭和の初めには7mとなり戦後は10mを越すものも現われた。

耳朶は白く産卵数は年50個くらいである。

子をとるための交配には尾の長い観賞用の雄鶏は使わずその兄弟を使う。

羽毛色には白藤(白笹)、白、赤笹の3種がある。
 
2)東天紅(とうてんこう)

高知県の原産で雄の鬨(トキ)が長い長鳴鶏の1つでその長きは20秒に達するものもある。

長鳴鶏にはこのほかに蜀鶏(唐九、とうまる)、声良(こえよし)がある。

東天紅の尾羽と蓑羽は換羽が2〜3年に1回なので普通の鶏より長く姿の美しいニワトリである。

耳朶は白く羽色は赤笹である。筆者がその遺伝子について調べたところ東天紅は尾長鶏の祖先種と考えられた。

3)小国(しょうこく)

 羽毛色は白笹で耳染色は赤色である。

尾羽と簑羽がかなり長いなどは東天紅とよく似ている。小国は尾長鶏の祖先であるといわれていたが、筆者の研究から尾長鶏との遺伝的関係か遠くその祖先ではないと考えられた。


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